Apache Tomcatの脆弱性情報(Important: CVE-2021-24122)

こんにちは。SIOS OSSエバンジェリスト/セキュリティ担当の面 和毅です。

01/15/2021にApache Tomcatの脆弱性情報(Important: CVE-2021-24122)が公開されています。今回はこれらの脆弱性の概要と、各ディストリビューションの対応について簡単にまとめてみます。



一次情報源

CVE番号影響するバージョンリファレンスPriorityCVSS
CVE-2021-24122 10.0.0-M1 to 10.0.0-M9, 9.0.0.M1 to 9.0.39, 8.5.0 to 8.5.59

Important: Information disclosure CVE-2021-24122

Vendor: Important

修正方法

各ディストリビューションの情報を確認してください。

CVE概要(詳細はCVEのサイトをご確認ください)

  • http://cve.mitre.org/cgi-bin/cvename.cgi?name=CVE-2021-24122
    • 情報漏えいの可能性
    • ネットワーク上のNTFSファイルシステムを使ったリソースを提供している場合、設定によってセキュリティ制限をバイパスしたりJSPのソースコードを読むことが出来ます。問題の根源は、幾つかの環境でWindowsAPI(FindFirstFileW)の一貫性がない振る舞いにより、JRE APIのFile.getCanonicalPath()が意図しないふるまいをするためです。

主なディストリビューションの対応方法

詳細は、各ディストリビューションの提供元にご確認ください


対処方法

各ディストリビューションの案内に従い、アップデートを行ってください。全てのRed Hat製品でパッチが行き渡っているかを確認するには、Red Hat SatelliteKatello、Spacewalk等を使うと管理が便利でしょう。


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