こんにちは。SIOS OSSエバンジェリスト/セキュリティ担当の面 和毅です。
06/21/2018にGlusterFSの脆弱性情報(CVE-2018-10841)が公開されています。今回はこの脆弱性の概要と、各ディストリビューションの対応について簡単にまとめてみます。
Priority
Important
修正方法
各ディストリビューションの情報を確認してください。
CVE概要(詳細はCVEのサイトをご確認ください)
- http://cve.mitre.org/cgi-bin/cvename.cgi?name=CVE-2018-10841
特権昇格の可能性
重要度 – Important
TLSを用いて認証されたglusterクライアントがgluster cliを–remote-hostコマンドを用いて使用することにより、自分地震を信頼されたストレージプールに加え、特権のあるglusterオペレーション(他のマシンを信頼されたストレージプールに加える/開始/停止/ボリュームの削除など)を実行することが出来ます。
主なディストリビューションの対応方法
詳細は、各ディストリビューションの提供元にご確認ください
対処方法
各ディストリビューションの案内に従い、アップデートを行ってください。全てのRed Hat製品でパッチが行き渡っているかを確認するには、Red Hat SatelliteやKatello、Spacewalk等を使うと管理が便利でしょう。
また、OSの再起動が発生しますので、peacemakerなどOSSのクラスタ製品を使うとサービス断の時間を最小限にすることが出来ます。
[参考]
http://cve.mitre.org/cgi-bin/cvename.cgi?name=CVE-2018-10841
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