07/05/2024にApache Tomcat の脆弱性(Important: CVE-2024-34750)が公開されました。今回はこちらの脆弱性の概要と、各ディストリビューションの対応について纏めます。
[過去関連リンク(最新5件)]
- Apache Tomcat の脆弱性(Important: CVE-2024-23672, CVE-2024-24549)
- Apache Tomcat の脆弱性(Important: CVE-2024-21733)
- Apache Tomcat の脆弱性(Important: CVE-2023-46589)
- Apache Tomcat の脆弱性(Important: CVE-2023-45648, CVE-2023-44487, CVE-2023-42795)
- Apache Tomcat JK Connectorの脆弱性(CVE-2023-41081)
- Apache Tomcatの脆弱性(Important: CVE-2023-34981)
CVSS/プライオリティ
- CVE-2024-34750
- 影響するバージョン
- 11.0.0-M1 to 11.0.0-M20, 10.1.0-M1 to 10.1.24, 9.0.0-M1 to 9.0.89
- 一時情報源
- Priority
- Community: Important
- Red Hat: 7.5 Important
- CVSS Vector
- CVSS:3.1/AV:N/AC:L/PR:N/UI:N/S:U/C:N/I:N/A:H
- 影響するバージョン
修正方法
各ディストリビューションの情報を確認してください。
CVE概要(詳細はCVEのサイトをご確認ください)
- https://cve.mitre.org/cgi-bin/cvename.cgi?name=CVE-2024-34750
- DoSの脆弱性
- HTTP/2ストリームを処理している際に、Tomcatは幾つかのケースで膨大なHTTPヘッダーを正しく処理できていませんでした。これによりアクティブなHTTP/2ストリームの数え間違いが発生して無限のタイムアウトが不正に発生し、クローズされるべき接続がオープンになり、DoSに繋がります。
主なディストリビューションの対応方法
詳細は、各ディストリビューションの提供元にご確認ください
- Debian
- Red Hat Enterprise Linux/CentOS
- Ubuntu
- SUSE/openSUSE
対処方法
各ディストリビューションの案内に従い、アップデートを行ってください。