Ansibleの脆弱性(Moderate: CVE-2022-3697)

こんにちは。SIOS OSSエバンジェリスト/セキュリティ担当の面 和毅です。

10/28/2022にAnsibleの脆弱性(Moderate: CVE-2022-3697)が公開されました。今回はこちらの脆弱性の概要と、各ディストリビューションの対応について簡単にまとめてみます。



Priority

CVE番号影響するバージョン一次情報源PriorityCVSS Score / CVSS Vector
CVE-2022-3697 ec2_instance – validate options on tower_callback #1199

Red Hat: 5.7 Moderate

Red Hat: CVSS:3.1/AV:N/AC:L/PR:L/UI:R/S:U/C:H/I:N/A:N

修正方法

各ディストリビューションの情報を確認してください。

CVE概要(詳細はCVEのサイトをご確認ください)

  • https://cve.mitre.org/cgi-bin/cvename.cgi?name=CVE-2022-3697
    • パスワード漏洩の可能性
    • ansibleのamazon.awsコレクションで、amazon.aws.ec2_instanceモジュールのからtower_callbackパラメータを使用する際に脆弱性が見つかりました。この脆弱性を用いて攻撃者はパラメータを安全でない状態にし、ログからパスワードを漏洩させることができる可能性があります。

主なディストリビューションの対応方法

詳細は、各ディストリビューションの提供元にご確認ください


対処方法

各ディストリビューションの案内に従い、アップデートを行ってください。全てのRed Hat製品でパッチが行き渡っているかを確認するには、Red Hat SatelliteKatello、Spacewalk等を使うと管理が便利でしょう。

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