01/31/2022にApache Portable Runtime(apr)/及びApache Portable Runtime Utility(apr-util)の脆弱性(Moderate: CVE-2022-24963, CVE-2022-25147)が公開されました。今回はこちらの脆弱性の概要と、各ディストリビューションの対応について纏めます。
[過去関連リンク(最新5件)]
CVSS/プライオリティ
- CVE-2022-24963
- 影響するバージョン
- 1.7.0
- 一時情報源
- Priority
- Vendor: Moderate
- CVSS Score / CVSS Vector
- N/A
- 影響するバージョン
- CVE-2022-25147
修正方法
各ディストリビューションの情報を確認してください。
CVE概要(詳細はCVEのサイトをご確認ください)
- https://cve.mitre.org/cgi-bin/cvename.cgi?name=CVE-2022-24963
- 整数オーバーフローの脆弱性
- APRのapr_encode()関数に整数オーバーフローの脆弱性が存在し、攻撃者がバッファーの境界を超えて書き込みができる可能性があります。
- https://cve.mitre.org/cgi-bin/cvename.cgi?name=CVE-2022-25147
- 整数オーバーフローの脆弱性
- APR-utlのapr_base64()関数に整数オーバーフローの脆弱性が存在しました。攻撃者がバッファーの境界を超えて書き込みができる可能性があります。
主なディストリビューションの対応方法
詳細は、各ディストリビューションの提供元にご確認ください
- Debian
- Red Hat Enterprise Linux/CentOS
- Ubuntu
- SUSE/openSUSE
対処方法
各ディストリビューションの案内に従い、アップデートを行ってください。全てのRed Hat製品でパッチが行き渡っているかを確認するには、Red Hat SatelliteやKatello、Spacewalk等を使うと管理が便利でしょう。