Foreman/ Red Hat Satellite の脆弱性情報(CVE-2018-14643)



こちらでは主にOSSの脆弱性を取り上げていきます。09/21/2018にForeman/ Red Hat Satellite の脆弱性情報(CVE-2018-14643)が公開されています。今回はこの脆弱性の概要と、各ディストリビューションの対応について簡単にまとめてみます。


こんにちは。SIOS OSSエバンジェリスト/セキュリティ担当の面 和毅です。

こちらでは主にOSSの脆弱性を取り上げていきます。09/21/2018にForeman/ Red Hat Satellite の脆弱性情報(CVE-2018-14643)が公開されています。今回はこの脆弱性の概要と、各ディストリビューションの対応について簡単にまとめてみます。



Priority

Critical

修正方法

各ディストリビューションの情報を確認してください。

CVE概要(詳細はCVEのサイトをご確認ください)

  • https://github.com/theforeman/smart_proxy_dynflow/pull/54
    • リモートからのコマンド実行の可能性
    • Foremanで使用されるsmart_proxy_dynflowコンポーネントに認証をバイパスすることが出来る問題が見つかりました。悪意のある攻撃者はこれを利用して、脆弱性のあるForemanが管理しているインスタンスに対して、リモートから任意のコマンドを高い権限で実行することが可能です。

主なディストリビューションの対応方法

詳細は、各ディストリビューションの提供元にご確認ください


対処方法

各ディストリビューションの案内に従い、アップデートを行ってください。

また、サービスの再起動が発生しますので、peacemakerなどOSSのクラスタ製品やLifeKeeperなどの商用のクラスタリング製品を使うとサービス断の時間を最小限にすることが出来ます。

セキュリティ系連載案内


セミナー情報 1

2018年10月22日から10月25日のCSS(Computer Security Symposium)2018で、「OSSセキュリティ技術ワークショップ(OWS) 2018特別セッション」 と題しまして、OSSセキュリティ技術の会後援で特別セッションを開催します。

https://www.iwsec.org/ows/2018/index.htmlにプログラム内容と一般論文申し込みの詳細を載せていきますので、是非御確認下さい(ページは更新中です)。


セミナー情報 2

2018年10月04日に、「OSSの長期利用とメンテナンス 」と題しまして、やまね氏によるセミナーが開催されます。

https://sios.connpass.com/event/100751/にプログラム内容と申し込みページがありますので、是非御確認下さい。

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