eximの脆弱性情報 ( CVE-2016-9963)
12/25に、eximに関しての脆弱性情報 ( CVE-2016-9963 )が出ています。今回は、この脆弱性の概要と、各ディストリビューションの対応について簡単にまとめてみます。情報は逐次更新します。
こんにちは。SIOS OSSエバンジェリスト/セキュリティ担当の面です。
12/25に、eximに関しての脆弱性情報 ( CVE-2016-9963 )が出ています。今回は、この脆弱性の概要と、各ディストリビューションの対応について簡単にまとめてみます。
Priority
Medium
修正方法
各ディストリビューションの情報を確認してください。
CVE概要(詳細はCVEのサイトをご確認ください)
- CVE-2016-9963
リモートの攻撃者へのプライベート情報の漏洩
重要度 – Medium
複数の条件(一次情報源参照)を満たした場合、EximがプライベートのDKIM署名鍵をログファイルに書き込んでしまいます。さらに、eximのビルドオプションで”EXPERIMENTAL_DSN_INFO=yes”が使われている場合、鍵がバウンスメッセージに含まれてしまいます。
主なディストリビューションの対応方法
詳細は、各ディストリビューションの提供元にご確認ください
対処方法
各ディストリビューションの案内に従い、アップデートを行ってください。全てのRed Hat製品でパッチが行き渡っているかを確認するには、Red Hat Satelliteを使うと管理が便利でしょう。
Red Hat Satelliteを用いた一般的なErattaの適用は、『Red Hat Satellite 6でerrataを適用してみる』を
参考にして下さい。
また、アプリケーションの再起動が発生しますので、pacemakerなどOSSのクラスタ製品やLifeKeeperなどの商用のクラスタリング製品を使うとサービス断の時間を最小限にすることが出来ます。