fileコマンドの脆弱性(CVE-2017-1000249)
こんにちは。SIOS OSSエバンジェリスト/セキュリティ担当の面 和毅です。
09/12/2017にfileコマンドの脆弱性情報(CVE-2017-1000249)が公開されています。Importantの脆弱性ですので、今回はこの脆弱性の概要と、各ディストリビューションの対応について簡単にまとめてみます。
Priority
Important
修正方法
各ディストリビューションの情報を確認してください。
CVE概要(詳細はCVEのサイトをご確認ください)
- http://cve.mitre.org/cgi-bin/cvename.cgi?name=CVE-2017-1000249
スタックバッファーオーバーフローの可能性
重要度 – Important
9611f31313a93aa036389c5f3b15eea53510d4d1 (Oct 2016)のコミットで、file()に問題が導入されました。攻撃者は固定長の20バイトのスタックバッファを、ELFファイルの細工した.notesセクションで上書きすることが出来ます。これは35c94dc6acc418f1ad7f6241a6680e5327495793 (Aug 2017)のコミットで修正されました。
主なディストリビューションの対応方法
詳細は、各ディストリビューションの提供元にご確認ください
Debian
https://security-tracker.debian.org/tracker/CVE-2017-1000249
Red Hat Enterprise Linux/CentOS
Ubuntu
https://people.canonical.com/~ubuntu-security/cve/2017/CVE-2017-1000249.html
SUSE/openSUSE
対処方法
各ディストリビューションの案内に従い、アップデートを行ってください。全てのRed Hat製品でパッチが行き渡っているかを確認するには、Red Hat Satelliteを使うと管理が便利でしょう。
Red Hat Satelliteを用いた一般的なErattaの適用は、『Red Hat Satellite 6でerrataを適用してみる』を
参考にして下さい。
[参考]
http://cve.mitre.org/cgi-bin/cvename.cgi?name=CVE-2017-1000249
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