bind 9に緊急の脆弱性(CVE-2015-8704, CVE-2015-8705)
bind 9に緊急の脆弱性(CVE-2015-8704, CVE-2015-8705)が発生しました。
各ディストリビューションの状況を追いかけてみます。
各ディストリビューションの状況を追いかけてみます。
こんにちは。SIOS OSSエバンジェリスト/セキュリティ担当の面です。
1月20日にbind9の脆弱性(CVE-2015-8704, CVE-2015-8705)が報告されています。影響度合いも”Critical”,”Medium”になっていますので、ここでは、本脆弱性について簡単にまとめてみます。
Priority
Critical
影響するバージョン
bindバージョンCVE-2015-8704CVE-2015-8705 | ||
---|---|---|
9系列 | 9.3.0以降全てのバージョン | – |
9.10系列 | 9.10.3-P2以前のバージョン | 9.10.3-P2以前のバージョン |
CVE概要(詳細はCVEのサイトをご確認ください)
- CVE-2015-8704
namedに対するリモートからのサービス停止
重要度 – Critical
BIND 9.xで文字列のフォーマット処理に不具合があり、不正なレコードを受け取った際にnamedが異常終了を起こす場合があります。この脆弱性によりnamedが異常終了した場合には、apl_42.cにおいて”INSIST” assertion failureを引き起こしたメッセージがログに出力されます。
- CVE-2015-8705
バッファーオーバーフローによるnamedクラッシュの可能性
重要度 – 中
実装上の問題により、buffer.cにおいて REQUIRE assertion failureが引き起こされる可能性があります。
主なディストリビューションの対応方法
bind9及び関係するパッケージのバージョンを更新する必要があります。
詳細は、各ディストリビューションの提供元にご確認ください
CVE-2015-8704
CVE-2015-8705
(not affected)
Oracle Linux/Oracle VM
SUSE
CVE-2015-8704
CVE-2015-8705
(not affected)