Libgcrypt ・GnuPG 1.4 の 脆弱性 ( CVE-2016-6313 )
1998年から存在し、影響度合いも大きいため、ここでは各ディストリビュータの
情報を集めます(情報は逐次更新されます)。
こんにちは。SIOS OSSエバンジェリスト/セキュリティ担当の面です。
8/18(JST)に、Libgcrypt と GnuPG 1.4の脆弱性(CVE-2016-6313)の修正が報告されています。1998年の初期からあったバグであり、”Critical”で影響度合いも大きいため、ここでは、この脆弱性について簡単にまとめてみます。
Priority
Critical
影響するバージョン
全てのプラットフォーム上で2016/08/17(CEST)以前にリリースされたLibgcrypt/GnuPGの全バージョン
CVE概要(詳細はCVEのサイトをご確認ください)
Libgcrypt / GnuPG 1.4 の RNG 出力が予測可能な脆弱性
重要度 – Critical
Libgcryptのランダムジェネレータにバグが有り、乱数ジェネレータから4640ビットの出力を得た攻撃者は次の160ビットを予測することが可能です。このバグは1998年からの、全てのGnuPGとLibgcryptに存在しています。
主なディストリビューションの対応方法
詳しい情報は、各ディストリビュータに確認して下さい。
debian
ubuntu
http://people.canonical.com/%7Eubuntu-security/cve/2016/CVE-2016-6313.html
Red Hat Enterprise Linux/CentOS
Oracle Linux
SUSE
[参考]
[Announce] Security fixes for Libgcrypt and GnuPG 1.4 [CVE-2016-6316]
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