glibcの脆弱性情報(Moderate: CVE-2018-19591)

こんにちは。SIOS OSSエバンジェリスト/セキュリティ担当の面 和毅です。

11/27/2018にglibcの脆弱性情報(Moderate: CVE-2018-19591)が公開されています。今回はこの脆弱性の概要と、各ディストリビューションの対応について簡単にまとめてみます。



Priority

  • CVE-2018-19591

    Moderate

    • SuSE
    • Red Hat Customer Potal
      • CVSS v3 Base Score: 5.3
      • Vector: CVSS:3.0/AV:N/AC:L/PR:N/UI:N/S:U/C:N/I:N/A:L
    • NVD

修正方法

各ディストリビューションの情報を確認してください。

CVE概要(詳細はCVEのサイトをご確認ください)

  • http://cve.mitre.org/cgi-bin/cvename.cgi?name=CVE-2018-19591
    • DoSの可能性
    • 重要度 – Moderate
    • 2.29より前のglibcでは、if_nametoindex()がディスクリプタをクローズしていませんでした(CWE-404)。さらに、細工された’node’パラメータを用いてgetaddrinfo()を呼び出すことから__if_nametoindex()にたどり着くが可能なため、信頼できないホスト名解決(getaddrinfo())によりディスクリプタの枯渇(DoS)を引き起こす事が可能です。

主なディストリビューションの対応方法

詳細は、各ディストリビューションの提供元にご確認ください


対処方法

各ディストリビューションの案内に従い、アップデートを行ってください。全てのRed Hat製品でパッチが行き渡っているかを確認するには、Red Hat SatelliteKatello、Spacewalk等を使うと管理が便利でしょう。

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