GUPnPの脆弱性(Important: CVE-2021-33516)

こんにちは。SIOS OSSエバンジェリスト/セキュリティ担当の面 和毅です。

05/23/2021にGUPnPの脆弱性(Important: CVE-2021-33516)が公開されました。今回はこちらの脆弱性の概要と、各ディストリビューションの対応について簡単にまとめてみます。


[過去の関連リンク]


Priority

CVE番号影響するバージョン一次情報源PriorityCVSS Score / CVSS Vector
CVE-2021-335161.0.7, 1.2.5より前のバージョンSecurity-relevant releases for GUPnP issue CVE-2021-33516

Red Hat: 8.3 Important

Red Hat: CVSS:3.1/AV:N/AC:L/PR:N/UI:R/S:U/C:H/I:H/A:L

修正方法

各ディストリビューションの情報を確認してください。

CVE概要(詳細はCVEのサイトをご確認ください)

  • https://cve.mitre.org/cgi-bin/cvename.cgi?name=CVE-2021-33516
    • DNS rebind 攻撃の可能性
    • gupnp 1.0.7/1.2.5より前のGUPnPに脆弱性が見つかりました。リモートの悪意のあるWebサーバがこれを利用して被害者のブラウザを通じてローカルのUPnPサービスを騙しデータの抽出やその他悪意のあるWebsiteによって実行されるリモートコールを実行する可能性があります。

主なディストリビューションの対応方法

詳細は、各ディストリビューションの提供元にご確認ください


対処方法

各ディストリビューションの案内に従い、アップデートを行ってください。全てのRed Hat製品でパッチが行き渡っているかを確認するには、Red Hat SatelliteKatello、Spacewalk等を使うと管理が便利でしょう。


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