Linux Kernelの脆弱性(CVE-2017-17741)
こんにちは。SIOS OSSエバンジェリスト/セキュリティ担当の面 和毅です。
12/18/2017にLinux Kernelの脆弱性情報(CVE-2017-17741)が公開されています。今回はこの脆弱性の概要と、各ディストリビューションの対応について簡単にまとめてみます。
Priority
Medium/Low
修正方法
各ディストリビューションの情報を確認してください。
CVE概要(詳細はCVEのサイトをご確認ください)
- http://cve.mitre.org/cgi-bin/cvename.cgi?name=CVE-2017-17741
ローカルユーザによるDoS(write_mmioスタックベース境界外読み込み)の可能性
重要度 – Medium/Low
4.14.7までのLinux KernelのKVM実装では、arch/x86/kvm/x86.cとinclude/trace/events/kvm.hに関連した問題により、ローカルユーザがDoS(write_mmioスタックベース境界外読み込み)を引き起こす事ができる可能性が有馬す。
主なディストリビューションの対応方法
詳細は、各ディストリビューションの提供元にご確認ください
対処方法
各ディストリビューションの案内に従い、アップデートを行ってください。全てのRed Hat製品でパッチが行き渡っているかを確認するには、Red Hat Satelliteを使うと管理が便利でしょう。
Red Hat Satelliteを用いた一般的なErattaの適用は、『Red Hat Satellite 6でerrataを適用してみる』を
参考にして下さい。
また、OSの再起動が発生しますので、pacemakerなどOSSのクラスタ製品やLifeKeeperなどの商用のクラスタリング製品を使うとサービス断の時間を最小限にすることが出来ます。
[参考]
http://cve.mitre.org/cgi-bin/cvename.cgi?name=CVE-2017-17741
セキュリティ系連載案内
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