Linux Kernelの脆弱性情報(Important: CVE-2019-3896)

こんにちは。SIOS OSSエバンジェリスト/セキュリティ担当の面 和毅です。

06/21/2019に2.6系列のLinux Kernelの脆弱性情報(Important: CVE-2019-3896)が公開されています。今回はこちらの脆弱性の概要と、各ディストリビューションの対応について簡単にまとめてみます。



Priority

  • CVE-2019-3896

    Important

    • SuSE
    • Red Hat Customer Potal
      • CVSS v3 Base Score: 7
      • Vector: CVSS:3.0/AV:L/AC:H/PR:L/UI:N/S:U/C:H/I:H/A:H
    • NVD

修正方法

各ディストリビューションの情報を確認してください。

CVE概要(詳細はCVEのサイトをご確認ください)

  • http://cve.mitre.org/cgi-bin/cvename.cgi?name=CVE-2019-3896
    • メモリの二重解放によるDoSの可能性
    • 重要度 – Important
    • 2.6系列のLinux Kernelで、lib/idr.c中のidr_remove_all()にメモリの二重解放を引き起こす問題が見つかりました。ローカルの攻撃者はこれを利用して、権限昇格のためにシステムをクラッシュさせるなどDoSを引き起こす事が出来る可能性があります。

主なディストリビューションの対応方法

詳細は、各ディストリビューションの提供元にご確認ください


対処方法

各ディストリビューションの案内に従い、アップデートを行ってください。全てのRed Hat製品でパッチが行き渡っているかを確認するには、Red Hat SatelliteKatello、Spacewalk等を使うと管理が便利でしょう。

また、OSの再起動が発生しますので、peacemakerなどOSSのクラスタ製品やLifeKeeperなどの商用のクラスタリング製品を使うとサービス断の時間を最小限にすることが出来ます。


セキュリティ系連載案内


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