Linux Kernelの脆弱性(CVE-2021-31829)

こんにちは。SIOS OSSエバンジェリスト/セキュリティ担当の面 和毅です。

05/04/2021にLinux Kernelの脆弱性(CVE-2021-31829)が公開されました。今回はこちらの脆弱性の概要と、各ディストリビューションの対応について簡単にまとめてみます。



修正方法

各ディストリビューションの情報を確認してください。

CVE概要(詳細はCVEのサイトをご確認ください)

  • https://cve.mitre.org/cgi-bin/cvename.cgi?name=CVE-2021-31829
    • Spectre緩和機構の問題
    • Linux KernelでSpectreの緩和を行う方法に問題が見つかりました。

      影響を受けるシステムで実行される非特権のBPFプログラムは、保護をバイパスしてカーネルスタックから投機的なロードを実行する可能性があります。これは再度チャネルを介してスタックのコンテンツを抽出するために悪用される可能性が有馬す。

主なディストリビューションの対応方法

詳細は、各ディストリビューションの提供元にご確認ください


対処方法

各ディストリビューションの案内に従い、アップデートを行ってください。全てのRed Hat製品でパッチが行き渡っているかを確認するには、Red Hat SatelliteKatello、Spacewalk等を使うと管理が便利でしょう。

また、OSの再起動が発生しますので、pacemakerなどOSSのクラスタ製品やLifeKeeperなどの商用のクラスタリング製品を使うとサービス断の時間を最小限にすることが出来ます。


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