Linux Kernelの脆弱性(Important: CVE-2023-32233)

05/10/2023にLinux Kernelの脆弱性(Important: CVE-2023-32233)が公開されました。今回はこちらの脆弱性の概要と、各ディストリビューションの対応について纏めます。

[過去関連リンク(最新5件)]

CVSS/プライオリティ

修正方法

各ディストリビューションの情報を確認してください。

CVE概要(詳細はCVEのサイトをご確認ください)

  • https://cve.mitre.org/cgi-bin/cvename.cgi?name=CVE-2023-32233
    • use-after-freeの脆弱性
    • Linux KernelのNetfilter nf_tables (net/netfilter/nf_tables_api.c)にuse-after-freeの脆弱性が見つかりました。この脆弱性を利用して、ローカルの非特権のユーザが任意のkernelコードを実行したり、情報漏えいの問題を引き起こすことができる可能性があります。

緩和策

該当するカーネルモジュールをロードしないようにすることで、本脆弱性を迂回することが出来ます。

Red Hat系の場合にはこちらを参照してください。

主なディストリビューションの対応方法

詳細は、各ディストリビューションの提供元にご確認ください

対処方法

各ディストリビューションの案内に従い、アップデートを行ってください。全てのRed Hat製品でパッチが行き渡っているかを確認するには、Red Hat SatelliteKatello、Spacewalk等を使うと管理が便利でしょう。

[参考]

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