NGINX Ingress Controller for Kubernetes (Ingress-nginx)の脆弱性情報(Important: CVE-2021-25742)

こんにちは。SIOS OSSエバンジェリスト/セキュリティ担当の面 和毅です。

10/21/2021に NGINX Ingress Controller for Kubernetes (Ingress-nginx)の脆弱性情報(Important: CVE-2021-25742)が公開されました。今回はこちらの脆弱性の概要と、各ディストリビューションの対応について簡単にまとめてみます。




Priority

CVE番号影響するバージョンPriorityCVSS Score / CVSS Vector
CVE-2021-25742v0.49.0, v1.0.0 <= kubernetes

Vendor: High

Red Hat: 7.6 Important

CVSS:3.1/AV:N/AC:L/PR:L/UI:N/S:U/C:H/I:L/A:L

CVE概要(詳細はCVEのサイトをご確認ください)


主なディストリビューションの対応方法

詳細は、各ディストリビューションの提供元にご確認ください


対処方法

各ディストリビューションの案内に従い、アップデートを行ってください。全てのRed Hat製品でパッチが行き渡っているかを確認するには、Red Hat SatelliteKatello、Spacewalk等を使うと管理が便利でしょう。

また、サービスの再起動が発生する場合には、pacemakerなどOSSのクラスタ製品やLifeKeeperなどの商用のクラスタリング製品を使うとサービス断の時間を最小限にすることが出来ます。


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