libgcryptの脆弱性( CVE-2017-7526 )
06/29/2017にlibgcryptの脆弱性(CVE-2017-7526)公開と修正バージョンになるlibgcrypt 1.7.8がリリースされました。今回はこの脆弱性の概要と対応について簡単にまとめてみます。
こんにちは。SIOS OSSエバンジェリスト/セキュリティ担当の面 和毅です。
06/29/2017にlibgcryptの脆弱性(CVE-2017-7526)公開と修正バージョンになるlibgcrypt 1.7.8がリリースされました。今回はこの脆弱性の概要と対応について簡単にまとめてみます。
Priority
Moderate
修正方法
各ディストリビューションの情報を確認してください。
CVE概要(詳細はCVEのサイトをご確認ください)
- https://lists.gnu.org/archive/html/info-gnu/2017-06/msg00016.html
RSA1024ビット鍵でサイドチャネル攻撃の可能性
重要度 – Medium
- 1.7.8より前のlibgcryptの実装に問題が有り、left-to-right sliding window methodにより完全なRSA鍵のリカバリを行われる可能性が有ります。
主なディストリビューションの対応方法
詳細は、各ディストリビューションの提供元にご確認ください
Debian
Red Hat Enterprise Linux/CentOS
Oracle Linux
Ubuntu
https://people.canonical.com/~ubuntu-security/cve/2017/CVE-2017-7526.html
SUSE/openSUSE
対処方法
各ディストリビューションの案内に従い、アップデートを行ってください。全てのRed Hat製品でパッチが行き渡っているかを確認するには、Red Hat Satelliteを使うと管理が便利でしょう。
[参考]
https://lists.gnu.org/archive/html/info-gnu/2017-06/msg00016.html