Intell CPUの脆弱性 (Voltage modulation vulnerability : CVE-2019-11139)

こんにちは。SIOS OSSエバンジェリスト/セキュリティ担当の面 和毅です。

11/12/2019にIntelから”2019.2 IPU – Intel® Xeon® Scalable Processors Voltage Setting Modulation Advisory”と題してIntel CPUの脆弱性が出ています。今後も情報が出てくると思われますので、こちらで取り上げます。

逐次情報は更新していく予定です。




Priority

CVE番号影響するバージョンPriorityCVSS Score / CVSS Vector
CVE-2019-11139詳しくは一次情報を御確認下さい。

Vendor: 5.8 Medium

Red Hat: Medium



Vendor: CVSS:3.1/AV:L/AC:H/PR:H/UI:R/S:C/C:N/I:L/A:H


修正方法

各ディストリビューションの情報を確認してください。

脆弱性概要(詳細は一次情報源のサイトをご確認ください)

  • http://cve.mitre.org/cgi-bin/cvename.cgi?name=CVE-2019-11139
    • Voltage modulation vulnerability
    • 幾つかのIntel(R) Xeon(R) Scalable Processorsでの電圧変調チェックが不完全だったため、これによりローカルの特権ユーザがDoSを引き起こす事ができる可能性があります。

主なディストリビューションの対応状況

詳細は、各ディストリビューションの提供元にご確認ください



対処方法

各ディストリビューションの案内に従い、アップデートを行ってください。全てのRed Hat製品でパッチが行き渡っているかを確認するには、Red Hat SatelliteやKatello、Spacewalk等を使うと管理が便利でしょう。

また、OSの再起動が発生しますので、peacemakerなどOSSのクラスタ製品やLifeKeeperなどの商用のクラスタリング製品を使うとサービス断の時間を最小限にすることが出来ます。


セキュリティ系連載案内

セミナー情報1

OSSセキュリティ技術の会では、2019/12/13(金) 19:00-21:00に「OSSセキュリティ技術の会 第七回勉強会(副題:君がッ泣くまで入力をやめないッ! ~Linuxカーネルの高度な試験自動化技術と バグハンティングの巻~)」と題して、「syzkaller/syzbot」をテーマに勉強会を開催することになりました。

Linux カーネルのソースコードカバレッジを活用した高度な試験自動化技術について話していただきます。

プログラム内容と申し込みの詳細についてはこちら(connpass)を御確認下さい。


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