OpenFlowの脆弱性(CVE-2018-1000155)




05/25/2018にOpenFlowの脆弱性情報(CVE-2018-1000155)が公開されています。今回はこの脆弱性の概要と、各ディストリビューションの対応について簡単にまとめてみます。


 

こんにちは。SIOS OSSエバンジェリスト/セキュリティ担当の面 和毅です。

05/25/2018にOpenFlowの脆弱性情報(CVE-2018-1000155)が公開されています。今回はこの脆弱性の概要と、各ディストリビューションの対応について簡単にまとめてみます。



Priority

Moderate

修正方法

各ディストリビューションの情報を確認してください。

CVE概要(詳細はCVEのサイトをご確認ください)

  • http://cve.mitre.org/cgi-bin/cvename.cgi?name=CVE-2018-1000155
    • 境界外のmemcpyの可能性

    • 重要度 – Moderate

    • OpenFlow 1.0はOpenFlowハンドシェイク中に、DoSと不適切な認証に繋がる脆弱性を持っています。features_replyメッセージに含まれるDPID(DataPath Identifier)の信頼性はコントローラによって継承されますが、これがDoSやネットワークへの非認証のアクセスを生み出す結果になっています。この攻撃はネットワークが接続されている所から行われ、攻撃者は最初にOpenFlowコントローラと転送接続を確立し、OpenFlowハンドシェイクを初期化する必要があります。


主なディストリビューションの対応方法

詳細は、各ディストリビューションの提供元にご確認ください


対処方法

各ディストリビューションの案内に従い、アップデートを行ってください。全てのRed Hat製品でパッチが行き渡っているかを確認するには、Red Hat SatelliteやKatello、Spacewalk等を使うと管理が便利でしょう。

また、アプリケーションの再起動が発生する場合には、peacemakerなどOSSのクラスタ製品を使うとサービス断の時間を最小限にすることが出来ます。

[参考]

https://cve.mitre.org/cgi-bin/cvename.cgi?name=CVE-2018-1000155

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