こんにちは。SIOS OSSエバンジェリスト/セキュリティ担当の面 和毅です。
6/27/2018にphpの脆弱性情報(CVE-2018-12882)が公開されています。今回はこちらの脆弱性の概要と、各ディストリビューションの対応について簡単にまとめてみます。
Priority
Moderate
修正方法
各ディストリビューションの情報を確認してください。
CVE概要(詳細はCVEのサイトをご確認ください)
- http://cve.mitre.org/cgi-bin/cvename.cgi?name=CVE-2018-12882
スタックベースのバッファーアンダーリードの可能性
重要度 – Important
7.2.7以前のPHP7.2.x系では、ext/exif/exif.c中のexif_read_from_impl()関数で、closingに対する応答が無い場合にストリームをcloseするために、攻撃者がuse-after-freeを引き起こす事ができる部分がexif_read_from_fileにあることがわかりました。
主なディストリビューションの対応方法
詳細は、各ディストリビューションの提供元にご確認ください
対処方法
各ディストリビューションの案内に従い、アップデートを行ってください。全てのRed Hat製品でパッチが行き渡っているかを確認するには、Red Hat SatelliteやKatello、Spacewalk等を使うと管理が便利でしょう。
また、OSの再起動が発生しますので、peacemakerなどOSSのクラスタ製品を使うとサービス断の時間を最小限にすることが出来ます。
[参考]
https://bugs.php.net/bug.php?id=76409
セキュリティ系連載案内
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OSSセキュリティ技術の会により、ThinkITでLinuxSecuritySummit 2017のレポートが紹介されています。
OSSセキュリティ技術の会の面により、@ITで「OSS脆弱性ウォッチ」が連載されています。
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