10/20/2025にSquidの脆弱性(Critical: CVE-2025-62168)が公開されていました。遅くなりましたが、今回はこちらの脆弱性の概要と、各ディストリビューションの対応について纏めます。
[過去関連リンク(最新5件)]
- squidの脆弱性(Critical: CVE-2025-54574)
- squidの脆弱性(Critical:CVE-2023-5824, CVE-2023-46846, CVE-2023-46847, High: CVE-2023-46724, CVE-2023-46848)
- Squidの脆弱性情報(Moderate: CVE-2021-28116)
CVSS/プライオリティ
- CVE-2025-62168- 影響するバージョン- squid < 7.2
 
- Priority/CVSS SCORE- NVD(CVSSv4): Not disclosed
- NVD(CVSSv31): 10.0: Critical
- Red Hat(CVSSv4): Not disclosed
- Red Hat(CVSSv31): 8.6 : Important
 
- CVSS Vector- NVD(CVSSv4): Not disclosed
- NVD(CVSSv31): CVSS:3.1/AV:N/AC:L/PR:N/UI:N/S:C/C:H/I:H/A:N
- Red Hat(CVSSv4): Not disclosed
- Red Hat(CVSSv31): CVSS:3.1/AV:N/AC:L/PR:N/UI:N/S:C/C:H/I:N/A:N
 
- EPSS Score/Percentile- DATE(JST): 2025-10-30
- EPSS: 0.002470000
- Percentile: 0.479370000
 
 
- 影響するバージョン
修正方法
各ディストリビューションの情報を確認してください。
CVE概要(詳細はCVEのサイトをご確認ください)
- https://www.cve.org/CVERecord?id=CVE-2025-62168- Squidのクレデンシャル認証時のエラー処理における情報漏洩の可能性
- Squid 7.2より前のバージョンでは、クレデンシャルのHTTP認証時のエラー処理で情報漏洩を発生する脆弱性があります。この脆弱性はブラウザのセキュリティ保護を迂回し、信頼したクライアントが使用する認証を学習します。これによりSquidをバックエンドのロードバランスで使用しているWebアプリケーションが内部的に使用するクレデンシャルをリモートのクライアントが認識できる可能性があります。これらの攻撃はSquidがHTTP認証出来るように設定されているかには依存しません。迂回策としては、Squidが生成するAdministrator mailtoリンクのデバッグインフォメーションを、email_err_dataをoffにすることで無効にすることです。
 
主なディストリビューションの対応方法
詳細は、各ディストリビューションの提供元にご確認ください
- Debian
- Red Hat Enterprise Linux/CentOS/Rocky Linux/Alma Linux
- Ubuntu
- SUSE/openSUSE
対処方法
各ディストリビューションの案内に従い、アップデートを行ってください。
 
 