Subscription-managerの脆弱性( CVE-2017-2663 )
03/22/2017にsubscription-managerの脆弱性情報(CVE-2017-2663)が公開されました。今回はこの脆弱性の概要と、各ディストリビューションの対応について簡単にまとめてみます。
こんにちは。SIOS OSSエバンジェリスト/セキュリティ担当の面 和毅です。
03/22/2017にsubscription-managerの脆弱性情報(CVE-2017-2663)が公開されました。今回はこの脆弱性の概要と、各ディストリビューションの対応について簡単にまとめてみます。
Priority
Moderate
修正方法
各ディストリビューションの情報を確認してください。
CVE概要(詳細はCVEのサイトをご確認ください)
- CVE-2017-2663
ローカルユーザの権限昇格の可能性
重要度 – Moderate
subscription-managerの新しいDbusインターフェースに、悪意のある使い方が出来る方法が見つかりました。これにより、悪意のあるローカルユーザがroot権限のファイルにアクセスしたり、特権昇格を行ったりする可能性があります。
主なディストリビューションの対応方法
詳細は、各ディストリビューションの提供元にご確認ください
Debian
N/A
Red Hat Enterprise Linux/CentOS
Oracle Linux
ubuntu
N/A
SUSE/openSUSE
N/A
対処方法
各ディストリビューションの案内に従い、アップデートを行ってください。全てのRed Hat製品でパッチが行き渡っているかを確認するには、Red Hat Satelliteを使うと管理が便利でしょう。
Red Hat Satelliteを用いた一般的なErattaの適用は、『Red Hat Satellite 6でerrataを適用してみる』を
参考にして下さい。