11/29/2023にApache Tomcat の脆弱性(Important: CVE-2023-46589)が公開されました。今回はこちらの脆弱性の概要と、各ディストリビューションの対応について纏めます。
[過去関連リンク(最新5件)]
- Apache Tomcat の脆弱性(Important: CVE-2023-45648, CVE-2023-44487, CVE-2023-42795)
- Apache Tomcat JK Connectorの脆弱性(CVE-2023-41081)
- Apache Tomcatの脆弱性(Important: CVE-2023-34981)
- Apache Tomcatの脆弱性(Moderate: CVE-2023-28709)
- Apache Tomcatの脆弱性(Important: CVE-2023-28708)
CVSS/プライオリティ
- CVE-2023-46589
- 影響するバージョン
- 11.0.0-M1 to 11.0.0-M19, 10.1.0-M1 to 10.1.15, 9.0.0-M1 to 9.0.82, 8.5.0 to 8.5.95
- 一時情報源
- Priority
- Community: Important
- CVSS Score / CVSS Vector
- Not yet disclose
- 影響するバージョン
修正方法
各ディストリビューションの情報を確認してください。
CVE概要(詳細はCVEのサイトをご確認ください)
- https://cve.mitre.org/cgi-bin/cvename.cgi?name=CVE-2023-46589
- リクエストスマグリング
- TomcatがHTTP Trailerヘッダーをきちんと処理していませんでした。そのため、ヘッダーサイズ制限を超えた特別に細工されたTrailerヘッダーによりTomcatがシングルリクエストを複数のリクエストのように扱ってしまい、これによりリバースプロキシ下でリクエストスマグリング攻撃が可能になります。
主なディストリビューションの対応方法
詳細は、各ディストリビューションの提供元にご確認ください
- 詳細は、各ディストリビューションの提供元にご確認ください
- Debian
- Red Hat Enterprise Linux/CentOS
- Ubuntu
- SUSE/openSUSE
対処方法
各ディストリビューションの案内に従い、アップデートを行ってください。