wpa_supplicantの脆弱性(Moderate: CVE-2019-13377)

こんにちは。SIOS OSSエバンジェリスト/セキュリティ担当の面 和毅です。

08/15/2019にwpa_supplicantの脆弱性(Moderate: CVE-2019-13377)が公開されました。今回はこの脆弱性の概要と、各ディストリビューションの対応について簡単にまとめてみます。



Priority

  • CVE-2019-13377
    • SuSE
      • CVSS v3 Base Score: 5.9 (Moderate)
      • Vector: AV:N/AC:H/PR:N/UI:N/S:U/C:H/I:N/A:N
    • Red Hat Customer Potal
      • CVSS v3 Base Score: 5.9 (Moderate)
      • Vector: CVSS:3.0/AV:N/AC:H/PR:N/UI:N/S:U/C:H/I:N/A:N
    • NVD

修正方法

各ディストリビューションの情報を確認してください。

CVE概要(詳細はCVEのサイトをご確認ください)


主なディストリビューションの対応方法

詳細は、各ディストリビューションの提供元にご確認ください


対処方法

各ディストリビューションの案内に従い、アップデートを行ってください。全てのRed Hat製品でパッチが行き渡っているかを確認するには、Red Hat SatelliteKatello、Spacewalk等を使うと管理が便利でしょう。< /p>

Red Hat Satelliteを用いた一般的なErattaの適用は、『Red Hat Satellite 6でerrataを適用してみる』を参考にして下さい。

[参考]

SAE/EAP-pwd side-channel attack update


セキュリティ系連載案内


セミナー情報1

コンピュータセキュリティシンポジウム2019(長崎)が2019年10月21日(月) ~ 10月24日(木)で開催されます。

こちらですが、OSSセキュリティ技術の会も後援になっており、オープンソースソフトウェア(OSS)セキュリティ技術トラック(略称:OWSトラック) も用意しております。

セミナー情報2

“distro info”: vol.1 と題しまして、各種ディストリビューションの情報を関係者から直接お届けするイベント「distro info」が開催されます。

今回は、先日リリースされたDebian10について、Debianの概要から含めての説明〜Debian10での特徴の紹介をします。ざっくり概要を把握されたい方から、発表者に確認の質問をしてみたい方までどうぞご参加下さい。

また、先月末にブラジルでDebian Conferenceが行われましたのでその紹介を行います。「Debianのカンファレンスってこんなのなんだな」というのを現地エピソードなど交えてお話します。


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