Linux KernelのnfsでリモートDoSの脆弱性(Important: CVE-2022-4379)

12/15/2022にLinux KernelのnfsでリモートDoSの脆弱性(Important: CVE-2022-4379)が公開されました。今回はこちらの脆弱性の概要と、各ディストリビューションの対応について纏めます。

[過去関連リンク(最新5件)]

CVSS/プライオリティ

修正方法

各ディストリビューションの情報を確認してください。

CVE概要(詳細はCVEのサイトをご確認ください)

  • https://cve.mitre.org/cgi-bin/cvename.cgi?name=CVE-2022-4379
    • スタックオーバーフローの脆弱性
    • Linux Kernelのfs/nfs/nfs4file.c中の__nfs42_ssc_open()にUse-After-Freeの脆弱性が見つかりました。この脆弱性を利用して攻撃者はリモートDoSをしかけることができる可能性があります。

主なディストリビューションの対応方法

詳細は、各ディストリビューションの提供元にご確認ください

対処方法

各ディストリビューションの案内に従い、アップデートを行ってください。全てのRed Hat製品でパッチが行き渡っているかを確認するには、Red Hat SatelliteKatello、Spacewalk等を使うと管理が便利でしょう。

また、OSの再起動が発生しますので、pacemakerなどOSSのクラスタ製品やLifeKeeperなどの商用のクラスタリング製品を使うとサービス断の時間を最小限にすることが出来ます。

[参考]

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