Ansible Towerの脆弱性(CVE-2018-1101) — | サイオスOSS | サイオステクノロジー
Ansible Towerの脆弱性(CVE-2018-1101)
こんにちは。SIOS OSSエバンジェリスト/セキュリティ担当の面 和毅です。
05/02/2018にAnsible Towerの脆弱性情報(CVE-2018-1101)が公開されています。今回はこの脆弱性の概要と、各ディストリビューションの対応について簡単にまとめてみます。
Priority
Important
修正方法
各ディストリビューションの情報を確認してください。
CVE概要(詳細はCVEのサイトをご確認ください)
- http://cve.mitre.org/cgi-bin/cvename.cgi?name=CVE-2018-1101
組織の管理者による権限昇格の可能性
重要度 – Important
影響範囲 – Ansible Tower ( before 3.2.4 )
Ansible Towerで「システムと組織(organization)の管理者」の管理に問題が有りました。組織の管理者に寄ってパスワードをリセットされた、組織(organization)の管理者は、この問題を利用して全てのシステムのアクセス権を得ることが可能です。
主なディストリビューションの対応方法
詳細は、各ディストリビューションの提供元にご確認ください
Debian
N/A
Red Hat Enterprise Linux/CentOS
Ubuntu
N/A
SUSE/openSUSE
N/A
対処方法
各ディストリビューションの案内に従い、アップデートを行ってください。
セキュリティ系連載案内
OSSセキュリティ技術の会による日経Linuxでの連載「IoT時代の最新SELinux入門」がITPro上で読めるようになりました。技術の会代表で第一人者である中村さん等による、最新のSELinuxの情報やコマンド類等も更新されているのでお薦めです。
OSSセキュリティ技術の会によるThinkITでの連載「開発者のためのセキュリティ実践講座」がThinkIT上で開始しました。技術の会の中の人間で、最新の代表的なOSSセキュリティ技術を紹介していきます。
OSSセキュリティ技術の会により、ThinkITでLinuxSecuritySummit 2017のレポートが紹介されています。
OSSセキュリティ技術の会の面により、@ITで「OSS脆弱性ウォッチ」が連載されています。
セミナー情報
2018年05月17日 (木) 15:00から、MKTインターナショナル株式会社 / デジタルアーツ株式会社 / 日本オラクル株式会社 / サイオステクノロジー株式会社で連携してセミナーを開催します。
日本オラクル社からは、 MySQL Global Business Unit Sales Consulting Senior Managerの梶山 隆輔をお招きし、MySQLデータベースのセキュリティソリューションについてお話を頂きます。
https://sios.secure.force.com/webform/SeminarDetail?id=701100000012NsIAAUがプログラム内容と申し込みの詳細になりますので、是非お申し込み下さい。