04/26/2023にLinux Kernelの脆弱性(Moderate: CVE-2023-0458)が公開されました。今回はこちらの脆弱性の概要と、各ディストリビューションの対応について纏めます。
[過去関連リンク(最新5件)]
- Linux Kernelの脆弱性(Important: CVE-2023-2008)
- Linux Kernelの脆弱性(Important: CVE-2023-1078, Moderate: CVE-2023-1073, CVE-2023-1077, CVE-2023-1079, Low:CVE-2023-1074, CVE-2023-1075, CVE-2023-1076)
- Linux Kernelの脆弱性(Important: CVE-2023-0179)
- Linux Kernelの脆弱性(Important: CVE-2023-0386)
- Linux Kernelの脆弱性(Important: CVE-2023-1390)
- Linux Kernelの脆弱性(Moderate: CVE-2023-0597)
CVSS/プライオリティ
- CVE-2023-0458
- 影響するバージョン
- 一時情報源
- Priority
- Google: Moderate
- CVSS Score / CVSS Vector
修正方法
各ディストリビューションの情報を確認してください。
CVE概要(詳細はCVEのサイトをご確認ください)
- https://cve.mitre.org/cgi-bin/cvename.cgi?name=CVE-2023-0458
- MDSによるメモリリークの可能性
- Spectre-v1に対するusercopy()関数の不完全な強化により、マイクロアーキテクチャー・データ・サンプリング (MDS)の様なサイドチャネルを介して秘密のメモリを漏洩する可能性があります。
主なディストリビューションの対応方法
詳細は、各ディストリビューションの提供元にご確認ください
- Debian
- Red Hat Enterprise Linux/CentOS
- Ubuntu
- SUSE/openSUSE
対処方法
各ディストリビューションの案内に従い、アップデートを行ってください。全てのRed Hat製品でパッチが行き渡っているかを確認するには、Red Hat SatelliteやKatello、Spacewalk等を使うと管理が便利でしょう。