wgetの脆弱性(CVE-2017-6508)
こんにちは。SIOS OSSエバンジェリスト/セキュリティ担当の面 和毅です。
03/08/2017にwgetの脆弱性情報(CVE-2017-6508)が公開されました。今回はこの脆弱性の概要と、各ディストリビューションの対応について簡単にまとめてみます。
Priority
Moderate
修正方法
各ディストリビューションの情報を確認してください。
CVE概要(詳細はCVEのサイトをご確認ください)
- CVE-2017-6508
CRLFインジェクション攻撃の可能性
重要度 – Moderate
wgetのurl.c中のurl_parse()関数で、リモート攻撃者がURLのホストサブコンポーネント中に、CRLFシーケンスを通して任意のHTTPヘッダーを挿入できる脆弱性が発見されました。
主なディストリビューションの対応方法
詳細は、各ディストリビューションの提供元にご確認ください
Debian
Red Hat Enterprise Linux/CentOS
Oracle Linux
ubuntu
https://people.canonical.com/~ubuntu-security/cve/2017/CVE-2017-6508.html
SUSE/openSUSE
対処方法
各ディストリビューションの案内に従い、アップデートを行ってください。全てのRed Hat製品でパッチが行き渡っているかを確認するには、Red Hat Satelliteを使うと管理が便利でしょう。
Red Hat Satelliteを用いた一般的なErattaの適用は、『Red Hat Satellite 6でerrataを適用してみる』を
参考にして下さい。
[参考]
https://bugzilla.redhat.com/show_bug.cgi?id=1429984
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