GlusterFSの脆弱性(CVE-2018-1088) — | サイオスOSS | サイオステクノロジー
GlusterFSの脆弱性(CVE-2018-1088)
こんにちは。SIOS OSSエバンジェリスト/セキュリティ担当の面 和毅です。
04/18/2018にGlusterFSの脆弱性情報(CVE-2018-1088)が公開されています。今回はこの脆弱性の概要と、各ディストリビューションの対応について簡単にまとめてみます。
Priority
Important
修正方法
各ディストリビューションの情報を確認してください。
CVE概要(詳細はCVEのサイトをご確認ください)
- http://cve.mitre.org/cgi-bin/cvename.cgi?name=CVE-2018-1088
ローカルユーザによるDoS可能性
重要度 – Important
GlusterFSのsnapshot スケジューラに特権昇格の欠陥が見つかりました。glusterボリュームをマウントできる任意のglusterクライアントは、symlinkを利用した悪意のあるcronjobにより、権限を昇格できる可能性が有ります。
主なディストリビューションの対応方法
詳細は、各ディストリビューションの提供元にご確認ください
Debian
Red Hat Enterprise Linux/CentOS
Ubuntu
SUSE/openSUSE
対処方法
各ディストリビューションの案内に従い、アップデートを行ってください。全てのRed Hat製品でパッチが行き渡っているかを確認するには、Red Hat Satelliteを使うと管理が便利でしょう。
Red Hat Satelliteを用いた一般的なErattaの適用は、『Red Hat Satellite 6でerrataを適用してみる』を 参考にして下さい。
また、サービスの再起動が発生する場合には、pacemakerなどOSSのクラスタ製品やLifeKeeperなどの商用のクラスタリング製品を使うとサービス断の時間を最小限にすることが出来ます。
[参考]
http://cve.mitre.org/cgi-bin/cvename.cgi?name=CVE-2018-1088
セキュリティ系連載案内
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