linux kernelの脆弱性( CVE-2017-6001 , (was CVE-2016-6786) )
こんにちは。SIOS OSSエバンジェリスト/セキュリティ担当の面です。
02/16/2017にkernelの脆弱性情報(CVE-2017-6001)が公開されました。この脆弱性は、以前(CVE-2016-6786)にあったものと同じで、その際の修正が完全ではなかったということになります。今回はこの脆弱性の概要と、各ディストリビューションの対応について簡単にまとめてみます。
Priority
Moderate
修正方法
各ディストリビューションの情報を確認してください。
CVE概要(詳細はCVEのサイトをご確認ください)
- CVE-2017-6001
- CVE-2016-6786
(CVE-2016-6786)ローカルユーザによる不正な権限昇格の可能性
重要度 – Moderate
kernel/events/core.cにバグが有り、悪意のあるローカルユーザがカスタマイズしたアプリケーションを通して特権を取得できる可能性が有ります。これはAndroid internal bugの 30955111として登録されています。
主なディストリビューションの対応方法
詳細は、各ディストリビューションの提供元にご確認ください
対処方法
各ディストリビューションの案内に従い、アップデートを行ってください。全てのRed Hat製品でパッチが行き渡っているかを確認するには、Red Hat Satelliteを使うと管理が便利でしょう。
Red Hat Satelliteを用いた一般的なErattaの適用は、『Red Hat Satellite 6でerrataを適用してみる』を
参考にして下さい。
また、OSの再起動が発生しますので、pacemakerなどOSSのクラスタ製品やLifeKeeperなどの商用のクラスタリング製品を使うとサービス断の時間を最小限にすることが出来ます。
[参考]
http://seclists.org/oss-sec/2017/q1/446
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