Linux Kernelの脆弱性情報(Moderate: CVE-2019-11599 (CVE-2019-3892))

こんにちは。SIOS OSSエバンジェリスト/セキュリティ担当の面 和毅です。

04/29/2019にLinux Kernelの脆弱性情報(Moderate: CVE-2019-11599)が公開されていました。今回はこちらの脆弱性の概要と、各ディストリビューションの対応について簡単にまとめてみます。

こちらのCVE-2019-11599はCVE-2019-3892と重複してしまっているため、CVE-2019-11599に統一されます。そのため、一部情報ではCVE-2019-3892の情報を参照しています。



Priority

  • CVE-2019-11599

    Moderate

    • SuSE
    • Red Hat Customer Potal
      • CVSS v3 Base Score: 3.3
      • Vector: CVSS:3.0/AV:L/AC:L/PR:L/UI:N/S:U/C:L/I:N/A:N
    • NVD

修正方法

各ディストリビューションの情報を確認してください。

CVE概要(詳細はCVEのサイトをご確認ください)

  • http://cve.mitre.org/cgi-bin/cvename.cgi?name=CVE-2019-11599
    • 情報漏えい、またはDoSの可能性
    • 重要度 – Moderate
    • Linux Kernel 5.0.10より前のcoredump実装では、vmaレイアウトやvmaフラグが実行中に変化しないようにロックする機構が使われていませんでした。これにより、ローカルのユーザはmmget_not_zeroやget_task_mm呼び出しの競合を利用して重要な情報を得たり、DoSなどを引き起こすことが可能です。この問題はfs/userfaultfd.c、mm/mmap.c、fs/proc/task_mmu.c、drivers/infiniband/core/uverbs_main.c等に関係が有ります。

主なディストリビューションの対応方法

詳細は、各ディストリビューションの提供元にご確認ください


対処方法

各ディストリビューションの案内に従い、アップデートを行ってください。全てのRed Hat製品でパッチが行き渡っているかを確認するには、Red Hat SatelliteKatello、Spacewalk等を使うと管理が便利でしょう。

また、OSの再起動が発生しますので、peacemakerなどOSSのクラスタ製品やLifeKeeperなどの商用のクラスタリング製品を使うとサービス断の時間を最小限にすることが出来ます。


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