07/25/2023にAMD Ryzenの脆弱性(Moderate: CVE-2023-20593 Zenbleed)が公開されました。今回はこちらの脆弱性の概要と、各ディストリビューションの対応について纏めます。
[過去関連リンク(最新5件)]
CVSS/プライオリティ
- CVE-2023-20593
- 影響する製品
- AMD EPYC 7002
- AMD Ryzen 3000 Series Desktop Processors ”Matisse”
- AMD Ryzen 4000 Series Desktop Processors with Radeon Graphics ”Renoir” AM4
- AMD Ryzen Threadripper 3000 Series Processors ”Castle Peak” HEDT
- AMD Ryzen Threadripper PRO 3000WX Series Processors ”Castle Peak” WS SP3
- AMD Ryzen 5000 Series Mobile Processors with Radeon Graphics ”Lucienne”
- AMD Ryzen 4000 Series Mobile Processors with Radeon Graphics ”Renoir”
- AMD Ryzen 7020 Series Processors ”Mendocino” FT6
- 一次情報源
- Priority
- Vendor: Moderate
- CVSS Score / CVSS Vector
- N/A
- 影響する製品
修正方法
各ディストリビューションの情報を確認してください。
CVE概要(詳細はCVEのサイトをご確認ください)
- https://cve.mitre.org/cgi-bin/cvename.cgi?name=CVE-2023-20593
- 機密情報開示の可能性
- Zen2 CPUの問題により、特定のマイクロアーキテクチャ環境の下では、攻撃者が機密情報にアクセスできる可能性があります。
- 一次情報源(Zenbleed by Tavis Ormandy)に詳しい説明と、概念のアニメーションがあります。
PoC/Exploit
主なディストリビューションの対応方法
詳細は、各ディストリビューションの提供元にご確認ください
- Debian
- Red Hat Enterprise Linux/CentOS
- Ubuntu
- SUSE/openSUSE
対処方法
各ディストリビューションの案内に従い、アップデートを行ってください。全てのRed Hat製品でパッチが行き渡っているかを確認するには、Red Hat SatelliteやKatello、Spacewalk等を使うと管理が便利でしょう。