こんにちは。SIOS OSSエバンジェリスト/セキュリティ担当の面 和毅です。
06/12/2018にPPPの脆弱性情報(CVE-2018-11574)が公開されています。今回はこの脆弱性の概要と、各ディストリビューションの対応について簡単にまとめてみます。
Priority
Moderate
修正方法
各ディストリビューションの情報を確認してください。
CVE概要(詳細はCVEのサイトをご確認ください)
- http://cve.mitre.org/cgi-bin/cvename.cgi?name=CVE-2018-11574
PPPDのクラッシュと情報露出、認証バイパスの可能性
重要度 – Moderate
EAP-TLSプロトコルのPPDでの実装で、不完全な入力チェックに起因して、整数オーバーフローとクラッシュ、情報の露出、認証のバイパスが発生する可能性が有ります。この実装はPPPD 0.91でのパッチとして配布されており、eap.cとeap-tls.cファイルに影響します。”refuse-app”オプションでの設定による影響を受けません。
主なディストリビューションの対応方法
詳細は、各ディストリビューションの提供元にご確認ください
対処方法
各ディストリビューションの案内に従い、アップデートを行ってください。全てのRed Hat製品でパッチが行き渡っているかを確認するには、Red Hat SatelliteやKatello、Spacewalk等を使うと管理が便利でしょう。
[参考]
https://cve.mitre.org/cgi-bin/cvename.cgi?name=CVE-2018-11574
セキュリティ系連載案内
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