Puppetサーバにリモートからのコード実行の脆弱性(CVE-2017-2295)
05/11/2017にPuppetの脆弱性情報(CVE-2017-2295)が公開されました。今回はこの脆弱性の概要と、各ディストリビューションの対応について簡単にまとめてみます。
こんにちは。SIOS OSSエバンジェリスト/セキュリティ担当の面 和毅です。
05/11/2017にPuppetの脆弱性情報(CVE-2017-2295)が公開されました。今回はこの脆弱性の概要と、各ディストリビューションの対応について簡単にまとめてみます。
Priority
Important
修正方法
各ディストリビューションの情報を確認してください。
CVE概要(詳細はCVEのサイトをご確認ください)
- https://puppet.com/security/cve/cve-2017-2295
リモートからのPuppetサーバ上でのコード実行
重要度 – Important
4.10.1までのPuppetはエージェントからサーバまでのデータを攻撃者が指定した形式でデシリアライズ化します。これにより、安全でない方法でYAMLのデシリアライズを強制することが可能で、リモートからのコード実行に繋がります。
主なディストリビューションの対応方法
詳細は、各ディストリビューションの提供元にご確認ください
対処方法
各ディストリビューションの案内に従い、アップデートを行ってください。全てのRed Hat製品でパッチが行き渡っているかを確認するには、Red Hat Satelliteを使うと管理が便利でしょう。
Red Hat Satelliteを用いた一般的なErattaの適用は、『Red Hat Satellite 6でerrataを適用してみる』を
参考にして下さい。
[参考]
https://puppet.com/security/cve/cve-2017-2295
セミナー情報
5/31-6/2に行われる「Open Source Summit Japan 2017」の中で、本ブログの執筆者である面 和毅が講演を行います。
6/1 11:50-12:30に行われる「OSS CVE Trends」というセッションで講演を行いますので、参加される方は是非お立ち寄り下さい。