こんにちは。SIOS OSSエバンジェリスト/セキュリティ担当の面 和毅です。
11/03/2022にsudoの脆弱性情報(Important: CVE-2022-43995)が公開されています。今回はこちらの脆弱性の概要と、各ディストリビューションの対応について簡単にまとめてみます。
[過去の関連リンク(最新5件)]
sudoの脆弱性情報(Important: CVE-2021-3156 : Baron Samedit)
sudoの脆弱性情報(Important: CVE-2019-18634)
Priority
CVE番号 | 影響するバージョン | Priority | CVSS Score / CVSS Vector |
---|---|---|---|
CVE-2022-43995 | 1.8.0 <= sudo <= 1.9.12 | Red Hat: 7.1 Important | Red Hat: CVSS:3.1/AV:L/AC:L/PR:L/UI:N/S:U/C:H/I:N/A:H |
修正方法
各ディストリビューションの情報を確認してください。
CVE概要(詳細はCVEのサイトをご確認ください)
- http://cve.mitre.org/cgi-bin/cvename.cgi?name=CVE-2022-43995
- ローカルユーザによる特権昇格の可能性
- 1.9.12までのsudoでcrypt()パスワードがバックエンドにいるものでは、含まれるplugins/sudoers/auth/passwd.c中でarray-out-of-boundsエラーが発生し、結果としてヒープベースバッファー読み込みが発生する可能性があります。これはsudoにアクセス出来る任意のローカルユーザがパスワードを7文字以下の入力をすることで発生します。インパクトは種々のコンパイラとプロセッサ・アーキテクチャに依存します。
主なディストリビューションの対応方法
詳細は、各ディストリビューションの提供元にご確認ください
対処方法
各ディストリビューションの案内に従い、アップデートを行ってください。全てのRed Hat製品でパッチが行き渡っているかを確認するには、Red Hat SatelliteやKatello、Spacewalk等を使うと管理が便利でしょう。
日々のメモを更新しています。
セキュリティ関係ニュースを更新しています。個別で情報出せるようになる前の簡単な情報・リンクなんかも載せていきます。
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共催 一般社団法人 情報処理学会 セキュリティ心理学とトラスト研究会(SPT)
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OWS2022では、企画講演セッションの他に、招待講演として「タイトル:オープンソースソフトウェアをより安全にするための取組み」と題してLinux Foundationの方に講演いただきます。
他にもOSSのセキュリティに関する講演や論文発表が目白押しです。奮ってご参加ください。