linux kernelの脆弱性( CVE-2016-10208 )
こんにちは。SIOS OSSエバンジェリスト/セキュリティ担当の面です。
10/31/2016に、Kernelに関して複数の脆弱性情報が公開されてました。02/05/2017にCVEが割り当てられました。今回はこの脆弱性の概要と、各ディストリビューションの対応について簡単にまとめてみます。
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Medium
修正方法
各ディストリビューションの情報を確認してください。
CVE概要(詳細はCVEのサイトをご確認ください)
- CVE-2016-10208
EXT4イメージマウントによるDoSの可能性
kernel中のバグにより、悪意のあるユーザが細工したEXT4イメージをRead-Onlyでマウントすることにより、DoSが引き起こされ、境界外のslabアクセス状態にされる可能性が有ります。
主なディストリビューションの対応方法
詳細は、各ディストリビューションの提供元にご確認ください
対処方法
各ディストリビューションの案内に従い、アップデートを行ってください。全てのRed Hat製品でパッチが行き渡っているかを確認するには、Red Hat Satelliteを使うと管理が便利でしょう。
Red Hat Satelliteを用いた一般的なErattaの適用は、『Red Hat Satellite 6でerrataを適用してみる』を
参考にして下さい。
また、OSの再起動が発生しますので、pacemakerなどOSSのクラスタ製品やLifeKeeperなどの商用のクラスタリング製品を使うとサービス断の時間を最小限にすることが出来ます。
[参考]
http://seclists.org/fulldisclosure/2016/Nov/75
セミナー情報
2/8(水)に「OSSセキュリティナイター vol.4」と題して、セキュリティのセミナーを行います。
この回では、『迫る!Red Hat Enterprise Linux 5 通常サポート終了』と題してRHEL5サポート終了に関してのリスクを主軸にセミナーを開催します。
今回も、前回に引き続き、ゲスト講師をお招きし講演をいただきます。
https://connpass.com/event/48977/がプログラム内容と申し込みの詳細になりますので、是非お申し込み下さい。