こんにちは。SIOS OSSエバンジェリスト/セキュリティ担当の面 和毅です。
07/03/2018にModSecurity 3.0.0にXSSの脆弱性情報(CVE-2018-13065 )が公開されています。今回はこの脆弱性の概要について簡単にまとめてみます。
修正方法
各ディストリビューションの情報を確認してください。
CVE概要(詳細はCVEのサイトをご確認ください)
- http://cve.mitre.org/cgi-bin/cvename.cgi?name=CVE-2018-13065
XSSの脆弱性
ModSecurity 30.0は、IMGエレメントの属性のonErrorでXSSがあるようです。
主なディストリビューションの対応方法
詳細は、各ディストリビューションの提供元にご確認ください
Debian
Red Hat Enterprise Linux/CentOS
Ubuntu
SUSE/openSUSE
対処方法
一次情報源のサイトに行き指示に従うか、各ディストリビューションの案内に従い、アップデートを行ってください。全てのRed Hat製品でパッチが行き渡っているかを確認するには、Red Hat SatelliteやKatello、Spacewalk等を使うと管理が便利でしょう。
[参考]
https://hackings8n.blogspot.com/2018/07/cve-2018-13065-modsecurity-300-has-xss.html
https://cve.mitre.org/cgi-bin/cvename.cgi?name=CVE-2018-13065
セキュリティ系連載案内
OSSセキュリティ技術の会による日経Linuxでの連載「IoT時代の最新SELinux入門」がITPro上で読めるようになりました。技術の会代表で第一人者である中村さん等による、最新のSELinuxの情報やコマンド類等も更新されているのでお薦めです。
OSSセキュリティ技術の会によるThinkITでの連載「開発者のためのセキュリティ実践講座」がThinkIT上で開始しました。技術の会の中の人間で、最新の代表的なOSSセキュリティ技術を紹介していきます。
OSSセキュリティ技術の会により、ThinkITでLinuxSecuritySummit 2017のレポートが紹介されています。
OSSセキュリティ技術の会の面により、@ITで「OSS脆弱性ウォッチ」が連載されています。
セミナー情報
2018年07月13日 (金) 19:00から、「OSSセキュリティ技術の会 第三回勉強会 (副題:”Keycloak”で、”認証王”に!!!おれはなるっ!!!!)」 と題しまして、OSS認証基盤のKeycloakに特化した話をさせて頂きます。
https://secureoss-sig.connpass.com/event/90917/がプログラム内容と申し込みの詳細になりますので、是非お申し込み下さい。