OpenSSLの脆弱性情報(Low: CVE-2022-3996)

こんにちは。SIOS OSSエバンジェリスト/セキュリティ担当の面 和毅です。

12/13/2022 (JST) に予告どおりにOpenSSLの脆弱性情報(Low: CVE-2022-3996)が公開されています。LowではありますがOpenSSLなので、今回はこちらの脆弱性の概要と、各ディストリビューションの対応について簡単にまとめてみます。


[過去関連リンク(最新10件)]

一時情報源

CVSS/プライオリティ

  • CVE-2022-3996
    • 影響するバージョン
      • OpenSSL 3.0.0-3.0.7
    • Priority
      • Vendor: Low
    • CVSS Score / CVSS Vector
      • N/A

修正方法

各ディストリビューションの情報を確認してください。

CVE概要(詳細はCVEのサイトをご確認ください)

  • http://cve.mitre.org/cgi-bin/cvename.cgi?name=CVE-2022-3996
    • X.509ポリシ制約の二重ロック
    • 重要度 – Low
    • 対象 – OpenSSL 3.0.0 – 3.0.7
    • X.509証明書が不正なポリシー制約を含んでおり、ポリシー処理が有効になっている場合、書き込みのロックが2回再帰的に取得されます。一部のOS(一例ではWindows)では、影響を受けるプロセスがハングし、サービス不能に陥る可能性があります。


主なディストリビューションの対応方法

詳細は、各ディストリビューションの提供元にご確認ください

対処方法

各ディストリビューションの案内に従い、アップデートを行ってください。全てのRed Hat製品でパッチが行き渡っているかを確認するには、Red Hat SatelliteKatello、Spacewalk等を使うと管理が便利でしょう。

[参考]

タイトルとURLをコピーしました